C言語とは?プログラミングでできることや学習方法を解説

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プログラミング言語として広く知られている「C言語」は世の中の発展に大きく貢献しています。
C言語は認知度や人気が高いので習得に興味を持っている方も多いのが特徴です。

本記事では、C言語の説明やプログラミング言語として習得することで出来ること、実際に仕事で使用する職種や学習方法を紹介します。

この記事を読むと以下を知ることが出来ます。

  • C言語とは何なのか
  • C言語による開発例
  • C言語を使用した職種の年収
  • C言語の学習法
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C言語とは?

C言語はアメリカで1972年にAT&Tベル研究所のデニス・リッチーが開発したプログラミング言語で「しーげんご」と読みます。

現在まで50年以上も開発の主流として、複合機/自動車/カメラ/医療製品など幅広い制御ソフトウェア開発に使用されています。

当時、AT&Tベル研究所ではB言語と呼ばれるBCPLから派生したプログラミング言語を使用していました。C言語という名称の由来は、このB言語の後に生まれたことから「Bの次はC」という発想でつけられたそうです。

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C言語の特徴

C言語が多くの分野で使用されているのには様々な理由があります。
ここではC言語の特徴について記載していきます。

理解しやすい手続き型言語

実行する命令や手続きを順番に記述していくことで構成されるプログラミング言語のことです。処理が順番に記述されているので、内容が理解しやすく習得難易度が低いという特徴があります。

高速な実行速度

C言語はプログラマが記述したコードのみがコンパイルされるので、ファイルサイズが大きくならずに実行ファイルが生成されます。また、この実行ファイルはプログラムが動作する環境が処理しやすく、インタプリタ言語などと比較して実行速度が速くなります。

実行速度が速いので、ハードウェアを操作する制御系システムやリアルタイム処理に向いており、多くの組込みソフトウェア開発で用いられることになります。

高い移植性

世の中に出ている製品の開発言語がC言語ということは非常に多くのケースで当てはまります。
ソフトウェア開発をする際に新規で1から開発することは少なく、既存のシステムに対して追加や変更を加えることのほうが圧倒的に多いです。

この時にベース環境がC言語で作成されているので別システムへの移植や変更難易度が低くなります。
結果的に期間の短縮など開発コスト削減などを実現することも可能です。

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C言語で出来ること

C言語は多くの分野で広がっており、様々な開発に用いられています。ここではC言語によって開発されているものを紹介します。

宇宙探査機

NASA 小野雅裕氏に聞く、なぜ宇宙では「C言語」が使われるのか 『宇宙兄弟』の人気コラムニスト|ビジネス+IT (sbbit.jp)

宇宙で使用される探査機はC言語で開発されています。少ないリソースで開発できる、というメリットが重要視されています。

医療製品

様々な医療製品もC言語で開発されています。製品規模にもよりますが、組込み製品はハードウェアの制御に必要なドライバ開発が欠かせません。

GUIアプリケーション開発で使用されるケースもあります。

自動車

自動車開発はオートコードが主流のため、多くのコードは開発環境で自動生成されます。しかし、C言語でハードウェア制御が必要なケースは必ずありますので、この部分はエンジニアによるソースコードの作成をして実現させます。

複合機

複合機は主にオペレーション指示を受けて内部システムで指示を出すコントローラと、実際に紙に印刷する部分を制御するエンジンと呼ばれる機能に分かれます。

このうち、特にエンジンはC言語で開発されます。理由は他と同様、リソースが限られていることと、ハードウェアの繊細な制御が必要なためです。

職種ごとの年収事情

プログラマー年収ランキング2017によると、C言語エンジニアの年収は538万円です。これは日本の平均年収457万円より高い数値となります。言語習得が必要で専門性が高いので年収にも反映されていると考えられます。

エンジニア職種ごとの年収は下記記事を参考にしてください。
ITエンジニアが年収を上げる方法は?実績からのおすすめポイントを6つ紹介

C言語の学習法

C言語は独学で学習することが可能です。ただし、他のプログラミング言語を知っているかどうかで習得までの期間が大きく変わると考えられます。

初心者の方は「プログラムとは何なのか」といったベースとなる学習から必要となりますのでより多くの時間が必要です。

書籍学習

特に初心者の方は書籍学習がおすすめです。
構成がまとめられていることが一番の理由で、全体像を把握することで学習効率が大きく向上します。

また、長年教材として使用されており信頼性の高い書籍がありますので、間違った記載による誤認識を防ぐこともできます。

特におすすめの教材は以下になります。

プログラミング言語C

1978年に出版されC言語プログラマに長年愛読されています。
アメリカの標準規格として1988年に提出されたC言語のANSI規格にもとづいた内容で、細かい情報も記載されており中級者以上でも辞書代わりに十分使用することが出来ます。

C言語を学習すると必ずと言っていいほど記載されている「Hello,World」は本書がきっかけと言われています。

独習C

著者は大手ベンダーで働く敏腕プログラマーで、「図による解説」や「補足説明」が多くわかりやすい内容です。
練習問題にはサンプルもついているので理解が深まると思います。

独習シリーズの「わかりやすい解説」「理解が深まる例題」「力試しの練習問題」
という3ステップを踏襲していますので、自力でC言語を習得できます。

新・明解C言語 入門編

多くのサンプルプログラムと図表が使われ、C言語の基礎を語り口調で丁寧に解説しています。
初心者から経験者まで幅広く証できる最良の入門書です。

プログラミング教室

書籍学習のデメリットである「わからないことを人に聞くことが出来ない」が解消されるのはプログラミング教室で学習することです。

最新の情報が入手でき、多くのサポートが得られるのは魅力的です。
カリキュラムに従うだけで一定レベルのスキルが習得できるので、独学が苦手な方にはおすすめの学習方法です。

Web学習

インターネットで手軽に学習できることがメリットです。

ドットインストール C言語入門

動画によるわかりやすい内容になっています。
多くの学習者がつまずく「ポインタ」について複数の動画で詳細に説明されるので、理解度は上がると思います。

C言語入門 (全22回) – プログラミングならドットインストール (dotinstall.com)

初心者のためのポイント学習C言語

初心者が簡単にC言語を学習できる内容で構成されています。
図や画像が多く使用されているので、イメージしながら学習ができます。また、サンプルプログラムによる理解度アップも期待できます。

重要ポイントがまとめられているので1から10まで細かく学習する、というよりは初心者から中級者レベルまでステップアップしたい方にお勧めです。

初心者のためのポイント学習C言語 (plala.or.jp)

まとめ

  • C言語はプログラミング言語のこと、長年使用されていて私たちの生活を支えている
  • C言語が使われるのには理由がある、習得しやすさや高速な実行実現が最大のポイント
  • C言語が使われて多くのものが開発されているOA機器から医療機器、宇宙関連にも採用されている
  • 多くの学習方法がある、書籍やプログラミングスクール、Web学習など自身にあったものを採用できる

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