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本記事はこんな疑問を解決します。
- エンジニアに必要な英語力の目安はどのくらい?
- 英語力を上がる学習方法は何?
「海外で働きたい」「オフショア開発に関わりたい」「外国の顧客と英語で話す必要がある」
日本企業で働いていても様々な理由で英語の必要性を感じることが増えています。
本記事ではITエンジニアに必要な英語力の目安や効率的な学習方法を紹介します。
エンジニアに必要な英語力の目安

英語力の明確な定義は特にないのですが、ここでは4つのスキル「リスニング」「リーディング」「スピーキング」「ライティング」の総合力を表す単語とします。
エンジニアに必要な英語力は業務内容や役割によって異なります。
今回は具体的な業務例と共に必要な英語力の目安をTOEICスコアでまとめました。
スキル | 対応するTOEICテスト形式 |
リスニング | TOEIC® Listening & Reading Test |
リーディング | TOEIC® Listening & Reading Test |
スピーキング | TOEIC® Speaking & Writing Tests |
ライティング | TOEIC® Speaking & Writing Tests |
業務例①:最新技術情報の入手
カテゴリ | 必要 | TOEIC目標スコア |
リスニング | × | – |
リーディング | 〇 | 225点以上 |
スピーキング | × | – |
ライティング | × | – |
海外で発信されている技術情報の多くは英語で書かれているので、内容理解のための読解力が必要です。
技術情報に関係する分野の専門用語を知っているなど、英語力以外のベース知識がある場合は上記スコア程度の英語力でWeb検索と合わせることで習得が可能です。
ただし、細かいニュアンスや別な言い回しの理解が苦手であることが多く、最低限のスコア目安になります。
業務例②:オフショア開発のブリッジ役
カテゴリ | 必要 | TOEIC目標スコア |
リスニング | 〇 | 275点以上 |
リーディング | 〇 | 225点以上 |
スピーキング | 〇 | 130点以上 |
ライティング | 〇 | 170点以上 |
オフショアのブリッジ役は様々な手法で海外の担当者とコミュニケーションを取る必要があります。
英会話だけでなくメールや資料でのやり取りもあるのでバランスよくスコアを取得できることが重要になります。
例外ケースとして、オフショア側にブリッジ役が立てられる場合は、日本語に精通している方が担当することが多いので英語力は殆ど不要になります。
業務例③:海外担当者とやりとり
カテゴリ | 必要 | TOEIC目標スコア |
リスニング | 〇 | 370点以上 |
リーディング | 〇 | 420点以上 |
スピーキング | 〇 | 190点以上 |
ライティング | 〇 | 170点以上 |
通常のビジネス英会話が殆ど理解でき、専門的な用語も使用できる必要があります。
電話やメール対応に加えて、打ち合わせやプレゼンテーションなど幅広いシーンで英語力が求められます。TOEIC L&Rで730点以上のスコアを持っている方であれば業務遂行は可能と言われています。
エンジニアに英語が必要な理由
エンジニアに英語が必要な理由は別記事にまとめています。
エンジニアが英語力を上げる方法

それではここまでの内容を踏まえて、エンジニアが効率的に英語力を上げる方法を様々な観点から5つ紹介します。
十分な学習時間を確保する
アメリカ国務省のForeign Service Institute(外交官養成局)が公表している「Foreign Language Training」によると、英語ネイティブのアメリカ人外交官が日本語で仕事ができるレベルに達するまでに2200時間必要としています。
同じ考え方で考えると日本人が英語で仕事ができるレベルに達するには2200時間必要なことになります。仕事と両立して英語を習得するために、学習時間を確保することが一番重要であることを認識しましょう。
具体例①:「ながら勉強」をする
通勤時や食事の時など隙間時間を有効活用することで、かなりの学習時間を稼ぐことが出来ます。SNSやゲームの時間を少し削って、学習に充てるように心がけましょう。
おすすめは書籍による単語学習か音声でのリスニング力強化です。
具体例②:生活スタイルを振り返る
自身の生活スタイルの中で「必ず必要なこと」「やってもやらなくてもどちらでもいいこと」「やらなくても困らないこと」に分けます。
「やらなくても困らないこと」がある場合は、直ちにやめて学習に充てます。
「やってもやらなくてもどちらでもいいこと」は、意識的にやめられるか試しながら徐々に学習頻度を増やしていきます。
このように自身のふるまいを振り返ることで学習時間を捻出できることは多いので、ぜひ実施してください。
ビジネス英語に焦点を当てて学習する
日常英語とビジネス英語は特長が異なります。
ビジネス英語は丁寧な表現を使うことが多く、使用する単語も業務に関係した内容に偏ります。
可能な限り時間をかけずに習得使用するために、ビジネス英会話に特化した勉強をするのが効果的です。
書籍購入やオンラインレッスンを受ける際は、可能な限りビジネスで使用できる内容の比率が高いものを選択するように心がけましょう。
英会話の違いについてビズメイツの伊藤日加さんのyoutube動画が参考になりますのでぜひご覧ください。
【日常英会話 vs ビジネス英会話】どっちから勉強するべき? – YouTube
語彙力・文法力を上げる
単語や文法を多く知っていると表現の幅が広げられ、円滑なコミュニケーションを取ることが出来るようになります。
英語学習に慣れていない方はまずは語彙力・文法力向上を狙うことをお勧めします。
学習のポイントは使用している単語・文法集を繰り返し何度も読むことです。
声を出すことが可能であれば、音読の方が高い効果を得られます。
また、時間をかけてじっくりと学習をするのではなく、覚えられていなくてもいいので次々と進めて1冊を早く読み終えることを目指しましょう。
1週間で1冊を読み切るくらいのペースが適切といえます。
以下におすすめの書籍を紹介します。
出る単特急 銀のフレーズ
英語学習初心者からTOEICスコア600点くらいまでの方にお勧めです。
出る単特急 金のフレーズ
初心者から上級者まで幅広く使用できます。
これ以上のTOEIC単語集はない、と言われているほど網羅性の高い内容です。
1駅1題! TOEIC L&R TEST 文法特急
重要な文法を丁寧に解説されているので初心者でもわかりやすいです。
例題をこなすことで問題パターンを身につけることもでき点数アップが期待できます。
TOEIC L&Rテスト文法問題でる1000問
文法や品詞に関する問題が1000問以上あり、1冊こなすだけでかなりの力が付きます。
正解の理由加えて間違い選択肢がダメな理由も記載されているので誤った認識を防ぐことが出来ます。
生活の一部に英語環境を取り入れる
日常生活の一部に英語を取り入れることで、費用をかけずに英語使用の習慣化が期待できます。
自分のペースで進められるので仕事やプライベートで学習時間が取れない、という方にはおすすめです。
具体例①:ニュースを読む
the japan timesは日本を含めた世界のニュースを英語で見ることが出来ます。
英語が苦手な方でも日本のニュースであればテレビなどを通じて内容を知っているケースも多いので理解しやすいはずです。
記事も毎日更新されるので多くの文書に触れられることで読解力が自然と上がります。
具体例②:日記をつける
英語で毎日日記をつけることで多くのメリットがあります。
語彙力、文法力、ライティング力の向上やスピーキング力向上にも効果があることが分かっています。
Grammarlyなどの添削ツールを合わせて使うことで、文章の構成やスペルミスなどに気づくことが出来ます。
オンライン英会話を受講する
英会話は学習した内容を実際に自分で話して使用することで初めてスキルアップします。
オンライン英会話では比較的安い費用でマンツーマンレッスンを受けられるので、時間やお金に余裕がある方は試してください。
スタディサプリENGLISHで学習する
スタディサプリENGLISHはアプリで英語学習を行う学習動画サービスを提供しています。
ビジネス英語やTOEIC対策などいくつかのコースに分かれており、自分に合ったものを選んで学習することが出来ます。
各コースにはオンライン英会話がセットでつけられるプランもあるので、動画で学習した内容を実際に講師の方と会話で使うことで効率的に学ぶことが出来ます。
- TOEIC(R)対策パーソナルコーチプラン
担当コーチがいつ、何をやればいいのか明確にした学習プランを作成します。
日々のチャットコミュニケーションと定期的な音声通話でサポートするプランです。 - ビジネス英語コース
ビジネスで使うフレーズのインプットとアウトプットのトレーニングを繰り返し、リスニングとスピーキングの基礎を固めるプランです。 - ビジネス英語コース 英会話セットプラン
自学自習アプリで習得したビジネスシーン別のフレーズを、外国人講師とオンライン英会話で実践できるぷらんです。
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