ITエンジニアが年収を上げる方法6選 重要ポイントや資格取得の影響を解説

転職

この記事は以下について解説しています

  • ITエンジニアの年収事情
  • ITエンジニアが年収を上げる方法
  • 資格取得が年収に与える影響

ITエンジニアが年収を上げるにはどのような方法があるのでしょうか。

本記事では、ITエンジニアが効率よく年収を上げる方法をIT関連産業の給与等に関する 実態調査結果 (ndl.go.jp)をもとに解説します。

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ITエンジニアの年収事情

職種別年収

職種によって年収の幅が大きく異なります。最低額は「インターネット関連企業」の「顧客サポート/ヘルプデスク」で390.9万円、最高額はコンサルタントで928.5万円です。約2.3倍の差がありますが、これは業務内容の違いによるところだと考えられます。マニュアルや手順があれば大概の業務がこなせるものと、世の中に無いものを創造する必要がある、という点です。

スキル別年収

スキルが高いほど年収が高くなる傾向があります。レベル1~3までの上昇幅よりレベル4~6までの上昇幅が大きいのは、自身だけでなく他者のスキル向上に貢献できるという付加価値があるからだと考えられます。

ただ、レベル6/7国際的に著名なレベルでも1129.9万円というのは世界的に考えると低いように思いますね。

年功型と能力・成果重視型の年収比較

日本に多いといわれている年功型の年収推移は最高水準と最低水準の差が小さいです。これは実績より年齢による昇給がメインとなるので、上げ幅も大きく上振れることがあまりなく比較的平均的な値で推移していくからではないでしょうか。

対して、能力・成果重視型が25~35歳の若い年代から高収入となる可能性を秘めています。年齢が上がるにつれて最高水準と最低水準の差が大きいのは、能力が高く成果を上げられる人の比率がそこまで多くないことによる格差が発生していると思われます。

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ITエンジニアが年収を上げる方法

それでは様々な年収事情を踏まえた、年収アップの可能性が高まる方法を紹介します。

管理系職種へキャリアアップする

多くのITエンジニアは、SE・プログラマから高度SE・ITエンジニアにキャリアアップしていきます。
年収も600万円前後から778万円近くまでの上昇が期待できます。

しかし、コンサルタントやプロジェクトマネージャになることが出来ると900万円前後の年収になります。仕事内容の違いは各種管理ができることや、様々な折衝を経ていろいろなことを決める側であることです。

日々の仕事でも管理手法を意識的に取り入れ、能動的に進めるクセを付けることはとても重要になります。

特定のスキルを突き詰める

スキルレベル6/7を目指して様々な活動を行います。
自社の活動だけでは限界があるので、セミナーに参加してコネクションを作ることが重要です。
また、業務に関連する協会や団体に加盟して最新技術を確立・発信する側に回ることを意識します。

特定スキルを上げる方法は目指すレベルが高すぎると難易度が高く、会社の協力も必要になってきますが、いわゆる技術屋さんとして一定レベルまでスキルを突き詰めたい方にはおすすめです。

社内で唯一の存在になることが出来れば、900万円超えも目指せるのでぜひチャレンジしてください。

成果を意識して仕事を行う

業種に関わらず、給与決定に重視している項目のトップ3に「成果」が含まれています。
企業としては長期的な成長を睨んだ活動をする場合でも、最低限として現在実施中のプロジェクトは成功することを意識します。

「成果を上げる」とは予定を前倒してソフトウェアをリリースする、開発期間を短縮させる仕組みを考えて遂行する、売り上げを上げる施策を考えて実行する、など会社の利益につながる活動を指します。

開発スケジュールを意識して、常に何か効率的にできることはないか、など生産性を意識して仕事を進めるようにしましょう。

コミュニケーション力を磨く

給与決定に重視している項目のトップ3に「コミュニケーション能力」が含まれています。
特に管理系職種は周囲と様々なやり取りを行うケースが多く、コミュニケーションは重要になります。

プログラマとして一人で淡々と仕事をすることも可能ですが、将来を見据えて多くの人と関りを持ちながら仕事を行うクセを身につけておきましょう。

特に年代が大きく離れている人とのやりとりに慣れていることは大きなアドバンテージになりますので、研修などに参加して自身のネットワークを広げることをお勧めします。

資格を取得する

資格を取得することで給与が大幅に上がることはあまりありなく、一時金として数万円支給されるのみ、という企業が多いです。

しかし、ITスキルが高いかどうかを判断する指標として重要視されていることから、間接的にスキルにあった仕事にアサインされるなどの恩恵を受けていることが考えられます。

結果的に高い役割の業務を行うことになって年収が上がるケースがありますので、資格取得にチャレンジしていきましょう。

転職する

高いスキルを習得し、幅広い人脈を作っても会社やプロジェクト事情によって納得のできる職種にアサインされないケースもあります。

給与の決め方も能力・成果より年功序列の割合が高い場合は、ある程度の数値で頭打ちになる可能性もあります。

そのような場合は環境を変えることで様々な問題が解決する可能性がありますので、転職を検討します。

転職によって自分が世の中で想像以上の価値を持っていることに気づくこともあり、年収の大幅アップが現実的になります。

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年収アップ事例

私自身、独立系ソフトウェアハウスでSE・プログラマとして活動をしていました。
入社後、5年くらい経過したあたりから管理系スキル取得に多くの時間をかけ、セミナー参加や資格取得をしてきました。
運よく社内でも管理系のポジションを任されることが多くなり、管理業務を実際に経験することが出来ました。
結果的に管理業務のスキルを大きく買っていただき、大手メーカーへ転職を成功し年収は1.5倍近くになりました。

以下で転職に関する情報を紹介していますので、興味がある方はご確認ください。

まとめ

  • 年収を決める多くの要素を意識して仕事を進めることがおすすめ
  • 将来実施したい職種を見据えてキャリア形成をすることが重要
  • 管理力やコミュニケーション力など他社でも通じるスキルを特に磨いていくこと年収アップの可能性が上がる

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