在宅ワークでのソフトウェア開発はチームメンバーとの情報共有がとても重要になります。
例えば対面会議でホワイトボードを使ってイメージや情報を書き込むことで伝えられていたことが、オンライン会議では会話だけで実現しなくてはなりません。
相手と共有したい内容が正しく伝わっているかわからず、非効率に無駄な時間だけ消費する状況となってしまうので、何かしらの対応をして問題を解決する必要があります。
このようなコミュニケーション問題に対してペンタブレットによる解決方法を紹介します。
ペンタブレットとは
タブレットに専用のタッチペンを使ってパソコン上に図形やイラストを描くことが出来るデバイスです。製品によってはスマートフォンと繋げることも可能です。
ペンタブレットは「液タブ」と「板タブ」と呼ばれる2種類に分けられます。
液タブ
液晶パネルが搭載されているタブレットです。
液晶を見ながら描くことが出来るので紙に描く時と同じ感覚で使用できますが、液晶パネルが搭載されている分価格は高めになります。
板タブ
液晶パネルが搭載されていないのタブレットです。手元で描いた情報はパソコンなど接続しているデバイスで確認します。
描いている位置と確認する位置が異なるので、慣れるまでは使いづらいと感じることがあります。
価格は液タブと比べて安く設定されることが多いです。
IT開発での使用例
実際にソフトウェア開発をする上でどのようにペンタブレットを使用すると効率が上がるのか、事例を紹介します。
基本的な使い方
ペンタブレットは作業中のアプリケーションに直接描けるケースと、一度画面キャプチャなどを行い画像データに対して描く必要があるケースがあります。
大抵のアプリケーションは問題なく描けますが、この特性を把握して状況に応じて使い分けることがポイントです。
開発現場でメインで使用されることが多いMicrosoft ワード、エクセルは直接描けます。
設計資料の作成・共有
フローチャートやUMLなど、図を使用しているドキュメントの内容共有は頻繁に行われます。
簡易的な図を描いてイメージを共有しながら内容を詰めていくことが多いので、この時にペンタブレットを使用します。
エクセルやワードで図形を使用して、見やすくなるように成形・テキスト追加などをする必要がなく共有できるので時間の短縮も実現できます。
ブレーンストーミング
例えば MicroSoft Teams でホワイトボード機能を使用する場合、参加者がそれぞれ思いついた情報を記載できるので、まるで対面打ち合わせをしているかのようなアウトプットが作成できます。
対面会議でホワイトボードを使用しているのと同じ感覚で進めることが出来ます。
おすすめペンタブレット
ペンタブレットでメジャーなメーカー「wacom」と「xp-pen」からおすすめの商品を紹介します。
ワコム ペンタブレット One by Wacom small
- 描きやすいMサイズにタッチなどの機能を取り除いたエントリーモデル
- 安心の日本メーカー
- 筆圧感知機能が2048レベル
IT開発の現場ではこのレベルで十分です。 - Windows7以降、MacOS、Chrome OSに対応
XPPen Deco Fun Sサイズ
- 筆圧感知機能が8192レベル
力加減で線の太さが詳細に変化します。 - 充電不要ペン
60°の傾き検知をサポートしています。 - Android対応
windows7以上とMac10.10以上システムだけでなく、Android6.0以上でも対応できます。 - 本体サイズ:31 x 22 x 12cm 重量:570g
XP-PEN イラストコンテスト記念セット Deco01 V2
- 筆圧感知機能が8192レベル
高機能に越したことはありません。 - エクスプレスキー8個
異なるソフトウェアによって、それぞれショートカット機能に割り振ることが可能です。 - 充電不要ペン
スタイラスペンの動きを素早く感知し、本物のブラシを使用したような効果を得ることができます。 - Chrome OS対応
Chromebookで作業ができるようになります。 - 本体サイズ:36 x 22.6 x 4.3cm 従量:1.22Kg
XP-Pen Deco01
- 筆圧レベルは8192段階
実際のブラシとほぼ同じ使用感で小さな力でも線の太さを変えることができます。 - バッテリーレスのスタイラスペン
実際のペンのような使いやすさで、バッテリーも充電も不要です。 - エクスプレスキー8個
異なるソフトウェアによって、それぞれショートカット機能に割り振ることが可能です。 - 本体サイズ:35 x 21 x 0.8cm 重量:569g
まとめ
ペンタブレットも使い方によって日々の業務生産性を上げることが出来ます。
お手頃価格で購入できるので是非使用してください。
ペンタブレット以外にも在宅ワークで生産性が上がるグッズを以下の記事で紹介しています。
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