メーカーエンジニア 在宅ワーク環境や必要なスキル

転職

コロナウィルスの流行で注目となった在宅ワークですが、最近は出社指示を出す企業が増えてきており作業内容で在宅と出社を切り替えるハイブリット型も流行っています。

私の勤めている会社は在宅ワークが中心となるように舵を切っており、オフィスに自分の席が存在しないフリーアドレス制を採用しています。

今回は、メーカーの組込みエンジニアが在宅ワークをする際に必要な環境やスキルを紹介します。

この記事はこんな人におすすめ

  • 大手メーカーのITエンジニアがどのような環境で在宅ワークを行っているか知りたい方
  • 在宅ワークで行っている作業内容が知りたい方
  • 在宅ワークを効率的に行うために必要なスキルを知りたい方
  • カップボードの価格を知りたい方
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作業内容

自社製品の組込みソフトを開発しています。
主にミドル~ドライバ層を担当しており、ウォーターフォールモデルのしっかりとしたプロセスで業務をおこなっています。

1製品あたり約2年の期間に渡って開発を行っており、デバイスの検証→製品採用→製品開発と進んでいきます。

検証フェーズではチップベンダーのデータシート確認を日常的に行い、ベンダー担当者、代理店担当者と週次でオンラインミーティングも実施します。

開発フェーズでは仕様分析、基本設計、詳細設計、実装、評価、と一連の作業をこなします。
実装でソースコードを作成しているのは全体の2割程度の期間のみで、多くは仕様書読みや設計書作成、レビュー、試験仕様書作成などデスクワーク作業が中心です。

開発以外では自部門全体の生産性を上げるための施策検討や実施、他メンバとのディスカッションなどを10~20%程度の工数を使用して実施しています。

実機を使用した評価のみ出社で行い、ほかの作業は基本的に在宅ワークで実施します。

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在宅ワーク環境

主な業務は資料読みと資料作成になります。別途打ち合わせが毎日数時間は行っています。
在宅ワークで気を付けることは、いかに環境依存のストレスがなく業務を進められるかということです。

パソコン

会社から支給されているデスクトップを自宅に持って帰り使用しています。
別途ノートパソコンもあり、出社時はこちらを使用して作業を行います。

スペックはまあまあな感じで、主な内容は CPU Corei5、メモリ16GB、SSD512GBです。
開発業務をする上では特にストレスなく実施できています。

デュアルモニター

モニターアームをつけてディスプレイは27インチを2個使用しています。
解像度はFHDとWHQDで異なっているので、ウィンドウを移動すると少しずれるのが気になります。

ただ、それを差し引いても仕様書、データシート、設計書、ソースコード、その他資料を多く広げて作業をするので便利だと思っています。

ネットワーク環境

一般的な光回線であれば問題ありません。
VPN接続で通信速度は制限されることになりますが、Web会議やOffice365など問題なく利用できます。

ペンタブレット

Web会議で説明をするときに絵が描けるとイメージ共有ができるので大きなメリットになります。
マウスで線を引いたり、エクセルなどで図を駆使して作成するのは時間がかかるのでペンタブレットは非常に便利に感じてます。

ヘッドホンとマイク

Web会議をする際に必要です。
スピーカーとして骨伝導のヘッドホン、マイクはWebカメラ内臓のものを使用しています。

有線よりは無線を選んだほうがケーブルの煩わしさもなく、移動も可能なのでおすすめです。

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必要スキル

ソフトウェア開発という仕事の特性上、在宅ワークでは意識的に他メンバとコミュニケーションを取らないと、誰とも関わらずに1日を黙々と過ごせてしまいます。

私の場合は、出社しているときと同じようにちょっとしたことでチャットを使用したり、打ち合わせをしたりして周りと絡みます。結果的に生産性は向上している気がします。

能動的な行動力

在宅ワークでは作業者が何をしているのか細かくはわかりません。
さぼろうと思えばさぼれてしまう環境ですが、経験上ITエンジニアは黙々と作業をしているケースが多いように思います。

わからないことが多く発生するので、自分から能動的に情報を調べたり知見者を探してアプローチしたりすることが生産性を上げるうえで重要になります。

論理的思考力

当たり前の話ですが、ソフトは作った通りに動きます。バグの多くは想定外の状況が発生することで顕在化します。

仕様分析や設計時に論理的な情報の組み立てを行って活動をすることで、情報が整理されわかりやすいソフトを作成することが出来ます。

他メンバに説明をする際にも、論理的な内容であれば理解度も上がり共通認識を持った状態で議論をすることが出来ます。
結果的に生産性の向上が期待できます。

情報共有力

想定と異なる状況になった際にすぐに周囲に対してエスカレーションを行うことは重要です。
在宅ワークではコミュニケーションを意識的に取るように心がけることで、直に合わなくてもチームで作業をしている状況を作ることが出来ます。

作業に行き詰って困っている場合は、その状況を共有することで他メンバがフォローに入ってくれたり、アドバイスをくれることも多いです。

周囲を巻き込むためにエスカレーションは必要です。

生産力

ソースコードを作成する能力ではありません。
課題に直面した場合にアイデアや対応案を出せることです。

社会人になって学生と大きく異なるのは、答えがない課題を解決することが非常に多いということです。
何もない0の状態を1にすることが出来れば、あとは周囲の優秀なメンバが100にも200にもしてくれます。

まとめ

  • 在宅ワークでは文書関連業務や打ち合わせを中心に実施
  • 出社と在宅でメリハリのある作業内容を実現
  • コーディング力よりも課題解決やアイデアだしができるスキルのほうが重要

1日のスケジュールを以下にまとめていますので、参考にしてください。


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