独立系SIerの年収 1000万円は難しいが500万円は簡単

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独立系SIerの年収は幅が広いです。企業が主軸としている事業は自社製品開発やSES業務請負など、全く異なります。様々な業種の顧客を相手にするので、開発案件の内容も多種多様です。

ユーザー系SIerと比べて独立系SIerは仕事がきつくて年収は低いとよく聞きますが、実態はどうなのでしょうか。

私の経験から独立系SIerの業務内容と年収について実例で記載します。

この記事はこんな人におすすめです。

  • 独立系SIerの年収が知りたい人
  • 各年収の仕事内容が知りたい人
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平均年収はユーザー系:473万円、独立系:470万円

マイナビAGENTの業種別平均年収ランキングによると、ユーザー系SIerの平均年収は473万円で独立系SIerの平均年収は470万円でしたので、大体同じ位といえます。
ちなみにIT・通信の平均年収は390万円なので、比較すると2割程度高い数値です。

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大手独立系SIerの年収事情

私は前職で独立系SIerで働いていました。売上高でTOP10に入るくらいの規模でしたので、それなりの年収を頂いていました。

若手からベテランまで一律で給料がいいわけではなく、役職と役割が大きく関係していました。
年齢が若くてもプロジェクトの責任者になると相応の手当てがもらえることもあります。

1つ重要な点は自社製品で稼げている企業はあまり多くなく、プロジェクトの売り上げが会社の売り上げの殆どを占めることが多いです。
プロジェクトの売り上げは各メンバの単金で決まります。景気のいい業種の案件でない限り、通常の開発プロジェクトで1人当たりの単金が100万円を超えることは殆どありません。
仮に一人当たりの平均単金が90万円だとすると年間の売り上げは90万×12で1080万円です。
原価率を70%で考えると、1080万×0.7で756万円がプロジェクトの原価となり、ここに社員給与や協力会社メンバの単金などが含まれます。

社員の年収が756万円でようやく原価と同じくらいになるので、受託業務がメインのSIer企業で年収1000万になるのがとても難しいことがわかります。

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役職毎の年収目安

一般企業でいうところの課長以上は管理職で会社側の立場になります。
ここでは課長、主任、リーダー、サブリーダー、一般という役職に分けます。

  • 課長
    課全体の運営が主業務でプロジェクトには余り関わることが少ない。
    お客様訪問や引き合い獲得のための営業も行う。
    平均年収は900万円~1000万円程度。
  • 主任
    複数のプロジェクトをまとめて管理する。
    顧客先に常駐している所属企業の代表者的立ち位置で顧客と接することが多い。
    顧客折衝や現場での引き合い獲得に向けた営業活動、各チームの状況管理を主に行う。
    平均年収は650万円800万円程度。
  • リーダー
    1つのプロジェクトを管理する。
    顧客先のプロジェクト代表者と関わることが多い。
    プロジェクトに関する進捗・工数管理と開発業務を行うので多忙である。
    若手の育成も求められる。
    平均年収は500万円550万円程度。
  • サブリーダー
    1つのプロジェクトが10人近い人数の場合、リーダー1人では全てを管理することが難しいのでサブリーダーを配置することが多い。
    リーダーの補佐業務を行い、現場での技術責任者も兼ねる場合もある。
    開発業務割合の方が多く、自社の生産物の品質責任を負うこともある。
    平均年収は450万円500万円程度。
  • 一般
    1つのプロジェクトで機能開発や評価など特定の業務を担当する。
    各種開発業務をメインで行い、顧客との絡みは比較的少ない。
    平均年収は300万円500万円程度。

役割による手当

役割による報酬は手当扱いとなるケースが多いです。
ここでは私の前職で手当となっていた事例を紹介します。

  • プロジェクトマネジメント
    社内でPMとして認定されると月に1万円~1.5万円の手当が支給されます。
  • リーダー代行
    役職が一般の社員がプロジェクトのリーダー的立ち位置で業務を行うと月に1万~1.5万円の手当が支給されます。
  • 資格手当
    プロジェクトに関係なくても会社指定の資格を取得すると資格ごとに決められた手当が毎月支給されます。

残業

昔は納期前の徹夜は当たり前、月の残業も100時間越えが多発という状況でしたが昨今の働き方改革の考えが業界全体に少しずつ浸透しており、残業時間は減少傾向にあります。

特に1次受けで業務を行っている大手は業務の進め方をコントロールできるので、週に1~2回は提示終了にする、などのメリハリをつけることも多いです。

しかし、平均して月に10~20時間程度は残業があることが多いので3万円~5万円程度は残業代として支給されます。

まとめ

独立系SIerの年収はそこまで低くは無く、売上高の大手であれば自身の立ち位置で600万円を超えることも可能です。
年齢は関係なく役職と役割、さらに残業手当で年収が形成されます。
売り上げと原価率の関係により1000万円を超えることはとても難しいです。

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