エンジニアに必要なマネジメント力とは?4つの重要スキルと合わせて解説

エンジニア

本記事はこんな疑問を解決します。

  • マネジメントは何をする人のこと?
  • マネジメントに必要なスキルは?
  • エンジニアにマネジメントスキルは必要?

IT業界で開発業務を適切に進めるにはQCD(Quality:品質、Cost:コスト、Delivery:納期)のコントロールが必要です。

では、エンジニアとして活躍するために必要なマネジメントスキルとは何なのでしょうか。
本記事ではマネジメントに関して詳しく解説します。

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マネジメントとは

マネジメントは何かしらの対象を管理することです。管理という言葉の中には調整、検討、計画、決定など色々な意味を含んでいます。

つまり、マネジメントスキルとは周囲に起こる事象をコントロールしながら思い描いた道筋の通りに進めるスキルのことです。

IT業界ではマネジメントスキルが必要な職種としてプロジェクトマネジメントがあります。

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プロジェクトマネジメントとは

プロジェクトマネジメントはプロジェクトを成功させるために様々な管理を行う職種です。
主な管理対象は以下となります。

  • 品質
    導入機能が搭載されたソフトウェアを問題ない品質となるようにコントロールします。
    作業に漏れがないか内容が適切かといった判断や、計画通りに実施できているかどうかの確認も行います。
  • 問題
    想定業務を阻害する要因が発生した際に、解決するための施策を検討し実施します。
    必要に応じてソフト以外の担当との調整や依頼を行うこともあります。
  • 作業
    ソフトウェアのリリースに必要な機能対応が問題なく進捗しているか確認を行います。
    進捗が想定より遅れている場合はその原因を分析、対応策を検討し、方針を決定します。
  • 納期
    作業計画を立案し、ソフトウェアのリリース納期を決定します。
    自分たちの都合に合わせた内容ではなく、メカ・エレキなど他開発チームの事情を考慮して日程を決めます。
  • 要員
    業務をこなすために必要な作業量や工数を見積もり、どの程度作業者が必要なのかを判断します。
    また、プロジェクトが終盤に入ると今度は必要最低限の作業者を残して、他メンバは別のプロジェクト遂行のために離脱させます。この時に必要な要員を決めることがとても重要な要素になります。
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マネジメントに必要なスキル

マネジメントは様々な状況を管理することだと説明しました。
では、マネジメント業務を行うために必要なスキルとは何なのでしょうか。

代表的な4つのスキルについて解説します。

コミュニケーション力

マネジメントは1人で行う業務ではなく、必ず周囲と何かしらのやり取りが必要になります。
コミュニケーションスキルは、相手の話を聞き自分の話を聞いてもらうスキルです。

話がうまいだけで遂行できることは難しく、状況によって技術やお金、要員など多くの知識を駆使しなくてはなりません。

折衝力

問題が発生した際に、このままだと関係者全員が困る状況になる状況では妥協点と見つけることが重要です。

相手の事情を考慮して、自分たちの要望を踏まえた駆け引きをすることになります。
事前にどれだけ情報を整理して準備できるか、ということもポイントです。

意思決定力

プロジェクトをより良い方向に進めるための方針を決め、関係者の認識を合わせることが必要です。言われた業務だけをこなすだけではマネジメントは成り立ちません。

自身が正しいと思う方針を自身の責任で決めることが出来るかどうかでプロジェクトの成功に大きく影響します。

問題解決力

問題が発生した場合にどの対応方針が一番適切なのかを考えます。
感覚で進めるのではなく、状況を整理し論理的に原因を考える力が必要です。

問題を解決するために周囲を巻き込むこともよくあることなので、ここでもコミュニケーション力が必要になります。

エンジニアにマネジメントスキルは不要

ここまで解説した通り、エンジニアの仕事とプロジェクトマネジメントの仕事は大きく異なります。
必要スキルもエンジニアは技術に特化した内容が重要であるのに対して、プロジェクトマネジメントはより多くのスキルが必要であることになります。

したがって、エンジニアにマネジメントスキルは不要です。
ただし、マネジメントスキルや知識を持っているエンジニアはより広い視点で業務をすすめられるメリットがあるので、勉強や実業務の機会がある場合は積極的に実施することをお勧めします。

なお、「エンジニアにマネジメントスキルが必要」と言われる理由は以下が考えられます。

キャリアアップが必要だから

エンジニアとしてキャリアを全うする場合、毎年の昇給に伴って原価が高くなります。
一般的にプロジェクトマネジメントの方が開発エンジニアより給料が高い傾向があるので、会社方針でキャリアアップという名目で管理業務への配置転換をすすめられることがあります。

マネジメント経験者が少ないから

マネジメントが出来る人が多いとそれだけ実施できるプロジェクトが多くなることになります。実際はマネジメント経験者が少ないために、特定の人に負荷が集中してしまうことが多いです。

こういった問題を解消させたい、という思いを込めてエンジニアでもマネジメントスキルが必要と言っていると考えられます。

まとめ

  • マネジメントは様々なことを管理する職種を指します。
  • マネジメントするには多くのスキルが必要です。コミュニケーション、折衝、意思決定、問題解決が代表的なスキルです。
  • エンジニアにマネジメントスキルは不要です。ただし、マネジメントスキルを持っていると効率的で生産性の高い仕事の仕方が出来る可能性が高くなります。
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